企業の森づくりボランティア活動
Forest conservation volunteer activity

企業の森づくり

第13回(11.05.21) :もう初夏です。樹木はもう盛んに水をあげていますので枝打ちはしません。

まだ奥の急勾配の斜面の間伐が残っていますが、この秋以降にします。もう枝打ちは適期が過ぎてできないので、今回は少し若い木ながらも曲がりなどが出ているヒノキの除伐およびヒノキの邪魔をしている広葉樹を伐採することにしました。
中央広場の周囲で参加者が1本ずつ探してみなで確認をして除伐をしました。ヒノキは枝を落とし玉切して後の用材として桟ドロを組んで乾燥することにしました。広葉樹は太くなっているものが多くこの木陰に入っているヒノキが多く見受けられますが、今のところこの森を混交林として扱うつもりで手を入れていません。今回は大きく倒壊しつつ他の樹木の成長の障害になっている1本の広葉樹“ソヨゴ”を伐採しました。年輪を見て少し惜しい気もしました。

今回の2つ目の作業は落とした枝や、枝打ちの枝がそのまま捨てられているので、歩きやすくすることと、山の明るさを確保すること、生き物の住処・隠れ家とするためのブッシュとして積み上げることです。これも広場の周囲だけでまだ作業は残っています。山の斜面は広葉樹の葉陰からこもれる日光を受け輝いています。やがてもっといろいろな植物が出現するでしょう。

第11回に作ったギャップ下の笹を刈った実験区は若い笹がまた生えてきて、ほかの植生はあまり見られませんでした。やはり根までとらないと笹の回復だけで、変化は見られないのかもしれません。

さて期待をしていたシイタケ栽培のホダをみると3枚出ていました。M君が代表して試食することになりまし た。生産第1号です。ホダにはかなり菌が発生していましたが、なお湿り気の多い沢筋へ移動し寝かせました。M君は森の自然生えのきのこの 写真(下の下段)を採っていました。名前はなんと言うのでしょう?

今回 は9人の参加でしたが次回は梅雨前に同じ作業を継続することになりました。

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